「妖は宵闇に夢を見つ」あとがき

このお話を思い付いたときのそもそものコンセプトは「和風人魚姫」でした。
よって、どうしても悲恋にしか成り得なかったお話です。

そんなわけで「妖は宵闇に夢を見つ」、なんとか完結することができました。
様々なご縁からこのお話に目を通して下さった方、本当にどうもありがとうございます。

また、初稿版をご存知でありながら今回も目を通して下さった方。
初稿に比べて大幅に文章量が増え、また全編に渡っての改稿となり、あらすじと結末こそ変わらないもののだいぶ違った印象の物語になったのではないか、と勝手に思っております。
この改訂版が私的には正規のものとなりますので、こちらもお楽しみいただけましたなら、そしてお気に召していただけましたら、大変嬉しく思います。


この物語はこれで完結しますが、この後さらに続編というか、後日談のようなものが存在します。
そちらを読まなければ完結しない、という類いのものではなく、読まなくても物語的にはまったく支障はありません。
むしろ人によっては「蛇足」と感じる内容かもしれません。
なので、もし続編系がお嫌いでない方。「夜光の今後」に興味を持って下さった方。
また少々お時間をいただくことにはなってしまいますが、今後お話を公開することができた暁には、よろしければまたお運びくださいませ。

またそれとは別に、近いうちに「長様&ある人物」による番外編(5000文字程度の短編)の更新を予定しています。長様の過去話といえばそうかもしれません。
こちらは純粋に番外編としてお楽しみいただける内容だと思いますので、もしまた目にとまることがあれば、お運びいただければ嬉しく思います。


最後に、軽くお断りとして。
このお話は十五世紀あたりの日本を想定した時代背景ではありますが、ある程度の遊びは入れており、和風ファンタジーとして私自身も好きに楽しんでいる部分もあります。
またそういった時代背景からすると、作中の登場人物の言葉遣い等に違和感があるかもしれません。そのあたりは、あえて意図的に「現代語訳」しておりますことをご了承下さい。


それでは、長くなってしまいました。
最後にあらためて、ここまで読んで下さいましたこと、本当にどうもありがとうございました。
夜光と葵の物語が何かしら心に響いておりましたら、とても嬉しく思います。
この出会いに心から感謝いたします。


2018.10.26. ねこたま

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