六花咲きて巡り来る    禁足地
        「……光。夜光……」 うっすらと、自分を呼ぶ声がする。 薄暗い濁り水の中を、ゆらゆらと漂っているようだった。手足が重くて、それこそ水の中にいるように自由がきかない。なんだろう。さっきまで、白くて白くて……他には何も見えないような、清浄なほど...      
                        
    
            六花咲きて巡り来る    
            六花咲きて巡り来る    
            八重山振りの君    
            八重山振りの君    
            八重山振りの君