八重山振りの君 八重山振りの君 (三)
きゃっきゃ、と賑やかにはしゃぐ子供たちの声が、日毎に夏色の深みを増してゆく青空に響き渡る。 村の中程にある広場のような場所で、元気な盛りの子供たちの相手をしている葵の様子を、夜光はいくらか離れた木陰に座って眺めていた。 月天の羽衣──夜光の...
八重山振りの君
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八重山振りの君
妖は宵闇に夢を見つ 蓬莱編
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