すっかり日が落ちた後の廃都は、まともな街に比べて光源が極端に乏しい。満ちる闇も、より濃密に街角を埋め尽くす。
蛍光灯が切れたままになっているレンの部屋は、かわりにLEDランタンで照らされていた。
一向に現れず居場所も掴めないサクを案じて気持ちが塞ぎ、少女の誰かを連れ込む気にもなれずにいたレンは、ベッドの傍らに置いたその局地的な明かりの中で、ぼんやりと雑誌を繰っていた。
そんなとき、玄関の外からふいに物音が聞こえた。誰かの足音と、ドアノブが乱暴に回される音。
はっとして雑誌を放り出して立ち上がるとほぼ同時に、鍵など最初から壊れていたドアが断りもなしに開けられた。そこに現れた、闇にとけるような黒い服装をしたサクに、レンは息を飲んだ。
「サク!」
思わず駆け寄ると、サクは肩から掛けていた大きなバッグを床に落とし、よろけるように壁に背中をついた。走り通しだったのか、呼吸がかなり乱れている。
「だっ……大丈夫か? 心配してたんだぞ」
ひどくほっとし、そこにいるのが確かにサクであることを確認したくて、レンはうつむきがちのその顔を覗き込んだ。だが頬にかかる長めの黒髪と、顔を覆うようにしている片手のせいで、よく見えなかった。貧弱な光源のせいか、髪の黒さのせいか、顔を覆うサクの手がやけに真っ白く見えた。
サクはそのままの姿勢で動かなかった。だいぶ呼吸が落ち着いてきてからも顔を上げようとしないサクに、レンは眉を寄せる。
「おい、どうしたよ? どこか痛むのか」
サクが長いこと姿を現さなかった理由がレンの予想した通りなら、服の下がまた傷だらけでもおかしくない。
だがそれにしても、こんな時間に、こんな大荷物を持って、前触れもなしになぜいきなり転がり込んできたのか。
「……逃げてきた」
「へ?」
うつむいたまま言ったサクに、レンは青い目をぱちぱちと瞬く。逃げてきた?
サクが壁に凭れたまま、やっと顔から掌を離した。その真っ白い横顔と、闇に燃え上がるような黒い瞳の異様な耀きに、レンの呼吸が一瞬止まった。
硬直していたら、サクがレンを振り返った。正面から見据えられたことで、レンの喉がヒクリと鳴る。尋常でないぎらつきを、黒い瞳は宿していた。闇の中にあってさえ灼熱するような、狂おしい暗い炎を宿す瞳。
いきなりサクの手が伸びてレンの胸元を掴み、互いの体勢を入れ替えるように壁に叩き付けた。
「ッて!」
打ち付けられた頭と背中に思わず顔をしかめたところに、サクの唇が重なってきた。まるで噛み付くようなその口付けに、レンは目を見開いて身体を硬くした。
「んッ……ん、う」
抵抗を許さない強引さで、サクの舌がレンの唇を割って侵入してくる。口内を愛撫することもなく、いきなりサクはレンの舌を捕らえ、強く吸い上げた。痛みさえ感じるその強さに、レンは顔をしかめた。
サクがレンの肩を壁に押し付け、さらに強く身を寄せて深く舌を差し込んできた。思わず逃げたレンの舌を、サクの舌が即座に追いかけてからめ取る。
サクの手がレンの首の後ろに回り、その長い金色の髪をからめながら握り締めて、強く引き付けた。
情熱的、という表現を超えた、乱暴でただひたすら貪るだけのキスだった。サクの唇と舌が、レンの唇を、口内を、舌を、時間をかけて思うさま蹂躙する。たっぷりと唾液をしたたらせた舌がからみ合い、激しい口付けの合間にこぼれる乱れた呼吸が、湿った音に混ざる。唾液が唇から顎を伝って、肌を光らせた。
「んっ、はぁッ……は……」
それほど乱暴で強引な口付けでありながら、レンの頭はいつしか熱湯を注がれたように蕩け、酔ったようにサクの舌と唇に応えていた。
頭の芯が痺れたようになって、そのひどく熱く甘く激しい求めを受け止め、同じように返さずにいられない。ただのキスでありながら息が上がり、どくどくとこめかみを流れる血流が強く脈打って、心拍数が上昇してゆく。指先までもが痺れるような疼きに震えた。
サクの身体を抱き締めたくて動きかけた腕を、すぐさまサクの手が逆にとらえて、手首を強く壁に押し付けた。
「んッ!……ん、う、……ッ」
手加減のない力にレンは驚き、痛みを感じて顔をしかめる。その反応を確かめるように、さらにサクの手に力が加えられる。
ぎりぎりと壁に押さえつけられて、レンはさらに顔を歪めた。その間も燃え上がるような口付けは続き、口内を深くふさがれて呻き声を上げることもレンはできなかった。
「……ッはっ、はぁ、はぁッ」
やっとサクが唇を離し、どちらの喉からも乱れきった呼吸音が吐き出された。
「はぁ……はッ……はぁッ……」
至近距離で、互いの眼差しが交錯した。
サクの黒い瞳が、今までに見たこともない暗い狂熱と欲望を帯びてレンを凝視していた。射竦められるようなそれに、ゾクゾクとレンの背筋を駆け上がるものがあった。
馴染みのないその感覚に、レンはそれが何であるのか分からない。ただ、身体の芯がたまらなく疼く。サクが欲しくて欲しくてたまらない。熱にうかされたように、サクの黒い瞳から目を離せなかった。
「来い」
サクが言いながらレンの肩口を乱暴に掴み、引きずるようにして部屋に上がり込んだ。
「お、おい」
真っ直ぐにベッドに向かい、サクはレンをそこに押し倒して上にのしかかる。服を脱がせることすらもどかしいように、サクの唇がレンの首筋に強く吸い付いた。
確実に痕がつくだろうその痛いほどの口付けに、レンは思わず疼いた官能に声を上げながら、しかし目許をしかめた。
「ッつ……さ、サク……おまえ、どうしッ……」
どうした、と聞きたかったのか、どうしてと聞きたかったのか。自分でも分からない。言い切る前に、サクの唇が言葉を封じるようにレンの唇をふさいだ。
「んっ……ん、う」
さっきあれほど長くキスをかわしたというのに、まだ足りないというように激しい口付けになった。互いの額に、こめかみに、早くも汗が滲み始めていた。
サクがレンのシャツを力をこめて握ると、一気に引き裂いた。その乱暴な扱いに、またレンは驚く。
だが驚いている間もなく、サクの唇と舌が耳朶を這い、ぐちゅぐちゅと音を立ててその穴をまさぐった。
「ちょ、おいっ……ま、待てって……やられるのは、趣味じゃないんだっての……うあっ!」
すでに硬く尖っている乳首を強くつねられて、レンが痛みに悲鳴を上げた。
その喉仏にサクが唇を這わせ、また噛み付くように吸い上げた。
「おまえの趣味は聞いてない」
低い声が言って、サクにのしかかられたまま抵抗らしい抵抗もできないレンの背に、またぞくぞくとした感触が走った。
レンと何度も身体を重ねるうちに、サクもレンのどこが弱いのかを熟知していた。遠慮も焦らしもなく、サクが集中的にレンのとくに敏感な首筋を嘗め上げ、掌が脇腹をなぞる。硬くなった乳首を指先でつねり、さらに硬さが増したところを指の腹で押し付けるように転がす。
レンの全身に火がついたように疼きが走り、ますます抗う力を殺がれてゆく。
「っく……だ、だから、待て、って……ッ」
まだ前戯でありながら、身体が墜落しそうな恐ろしいほどの快楽の予感が押し寄せてくる。レンは思わず、のしかかるサクを押しのけようとした。
その手を掴むと、サクが苛立ったように舌打ちした。レンの腰からベルトを引き抜き、その手首を合わせて巻きつける。
「お、おい?」
驚いてレンは手首を動かそうとしたが、ぎしっと革のベルトがきしんだだけだった。
拘束した腕をサクが押しやって、無防備に晒されたレンの乳首にぴちゃりと舌を這わせた。
「うっ……あ」
初めて拘束されたことと、あまりに一方的な扱いに、レンは若干混乱して、与えられる刺激に抗えず反応した。気がつけばすっかり全身に汗が浮き、呼吸が荒くなっていた。サクのどんなささいな愛撫にも震えてしまうほど、全身が恐ろしいほど敏感になっている。
「ふっ……ぅ、ッ……う、ぁ」
サクの手がレンのジーンズを無造作に引き下ろし、股間に伸びてきて、レンは抵抗しようもなく熱い吐息を洩らした。すっかりペニスは熱く太く反り返っている。
サクはレンの乳首に吸い付き舌でねぶりながら、無遠慮にその陰茎を握り締めた。そして指の一本一本でまといつくような絶妙な力加減を加えながら、上下に扱き始める。
「あっ!……う、あッ、……!」
電気が走ったようにそこから広がった激しい快感に、レンが身体を跳ね上げて反応した。
こんなに感じてしまうことが、レンには恐ろしかった。なんなのだろう、この感覚は。頭がくらくらして酔わされたようで、サクの与えるすべての感覚に抗えない。呼吸が乱れて、きちんと息をつくことすら難しくなっていく。
「あ、サ、サク、ッ……う、ッ……」
何を言いたいのかも分からないまま、震えながらレンは呼びかけた。止めてくれと言いたかったのか、もっとと言いたかったのか、それすらも分からない。サクのふれる乳首が、肌が、股間が、恐ろしいほど熱い。
身体が得体の知れない空間へ浮き上がりそうで、かと思うと突き落とされるようで、まともな思考力すら徐々に遠のいていく。
やがてサクは、レンの昂ぶりに唇を押し当てた。粘り気のある先走りの蜜を、熱く柔らかな舌がしっとりと舐め上げ、その震える亀頭全体になすりつける。
「はぁッ、っ……あ、あ……ッ……!」
レンが大きく背をしならせて喘いだ。もはやまともに言葉を吐き出すことは不可能だった。
「さ、サク……ッも、もう、……ッ!」
いつの間にかほどけてしまった長い金色の髪を振り乱して悶えるレンに構わず、よりいっそう嬲るように、サクはその熱いペニスを舐め回し、愛撫し続けた。掌と指全体を使って緩急をつけて陰茎を扱き上げ、そうしながら先端を口に含んで、唇できゅっと締め上げる。ちゅうちゅうと音を立ててその先走りを吸い上げ、舌でねっとりとすり込むように亀頭を、裏筋を、カリの周囲をなぞる。そうしたかと思うと唇を押し当てて吸い付く。熱く震えるその先端を、唾液をたっぷりからめてぬるぬると浅く口腔に出し入れさせる。
そのすべての刺激にレンが仰け反り、途切れがちの喘ぎを上げて震えた。
だが絶妙な加減で、サクは決してレンを達させようとしない。絶頂の気配を感じたらすぐさまペニスを解放し、ふうっと息を吹きかけて熱を冷まさせる。その吐息にすら、レンは腰を震わせる。
何度も何度も絶頂間際まで押し上げられるのに解放までいかせてもらえず、レンはひきつったように咽んだ。声がからんで呂律がまわらない口で、必死で言葉を押し出した。
「う、あ、た、たのむ……ッうあっ……い、いかせて……ッ」
間断ない激しい快楽に、いつしかまるでずっと絶頂間際が続いているような状態に追い込まれ、レンの眦から涙が滲んだ。苦しい。死ぬほど気持ちが良いのと同時に、いかせてほしくてもどかしくて気が狂いそうだった。
激しい息遣いに上下する濡れそぼった胸板に、サクが指先をつうっと伝わせた。
「いきたい?」
「ッ……くぅ……い、かせて……あ、もう、おかしく、なるッ……あ、あっ」
そうする間も加えられる刺激に、レンは必死で言葉を返した。
「いい声……」
含み笑いするようなサクの声が返った。
またペニスに口付けられ、舌を這わされ、レンは悲鳴を上げてその刺激に震えた。壊れそうなほど心臓が早鐘を打っていた。
それからまた何度か絶頂の寸前とを行き来させられ、もうレンには今自分がどうなっているのかを認識することができなくなった。これ以上にないまで膨れ上がったペニスに与えられる残酷な甘い責めに、狂ったように喘ぎながらガクガクと身体を震わせることしかできなかった。
「あ、あ、ぁ……あ、う……あっ」
どれほどの時間そうして責められ続けたのか、レンの身体が断続的な痙攣を起こすようになった頃、ようやくサクが愛撫する動きを変えた。ぬるりと根元までサクの口内に飲み込まれ、レンは悲鳴を上げた。
長いこと指と口とを使ってレンを愛撫し続けているサクの呼吸もまた乱れ、その黒髪が汗に濡れて額と頬に貼り付いていた。唇と喉の奥を使って強く締め上げ、舌を這い回らせて、最も弱いところを集中して刺激しにかかる。
その甘すぎる刺激に、レンが折れるのではないかというほどに背中を大きくしならせ、ぶるぶると震えた。ようやく許された絶頂の衝撃が、レンの意識を打ち砕いた。
気を失って身体を弛緩させたレンのペニスを、サクは吐き出された大量の精液をすべて呑み下してから、口から出してぺちゃりと舌でなぞった。そこについた白い体液を残らず唇と舌で舐め取ってから、やっと口を離す。
サクも呼吸を整えながら、手探りでベッドの下からローションの容器を取り出した。
ぐったりしているレンの身体を裏返し、腰を持ち上げるような格好をさせる。ローションの蓋を開けて、その腰にぼたぼたと中身を落とす。
そのひやりとする刺激にレンが睫毛を揺らし、薄く瞼を開いた。
「……ぁ……?……ひっ!」
ビクンとその身体が跳ねる。サクは構わずローションまみれになった指でレンの尻の窄まりを探り、ずぶりとそこに挿し込んだ。
「っくぁ……あ、う、や、やめろッ……あッ、くぅっ」
まさぐるようにその指が体内に挿し込まれ、蠢く感触に、レンがたちまち意識を覚醒させた。ぞくぞくとレンの全身を、さっきとは違う感触が駆け抜けた。
サクの指が無遠慮にかき回しているその場所から、得体の知れない悪寒に似た、しかしそうではないような異様な感覚が、腰全体に広がってゆく。全身に鳥肌が立った。それはあまり馴染みのないもので、レンは歯を食いしばった。
「やめッ……く、やめろ、って……うぁ、……ッそっちは、俺は、慣れてないッ……ん、だって……あ、あっ」
「なら、この機会に慣れろ」
あっさりとした声が返った。しかしその声には、底の方で劣情を炙られているような熱が宿っていた。
かなり長い時間をかけて、サクはレンのそこをやわらげるために愛撫し続けた。そのうち挿し込む指を増やし、いっそう咽び泣くような声を上げるレンに構わず、ぐちゃぐちゃと抜き挿しを続ける。
サクは頃合を見て、自身のベルトを引き抜いて下半身から衣服を下ろした。下腹につくほど完全に勃ち上がっている自らのペニスにもローションを塗りたくり、レンの腰を持ち上げて、その窄まりに先端を押し付ける。
「くそッ……覚えてろ」
何を言おうと抗おうとサクが行為を止めないのを察して、諦めたようにレンが唇を噛んだ。
サクが薄く笑って、その汗まみれの背中を指先でつうっとなぞった。たまらずレンが背を反らしたその瞬間に、一気にサクは自らの昂ぶりをその熱く狭い中へ押し入らせた。
やわらげられていたとはいえ普段使われることのない窄まりは硬く、そこを強引に押し広げて自らの体内に侵入してくる灼熱するような異物感に、レンがたちまち全身を緊張させた。
「あっ!! あ、あああっ! ぐっ……あ、あ、はあッ!」
レンが逃れるようにぐっと身体を反らして前に這う。その背に、肩に乱れて散っている長い金髪に、サクが指先を伸ばしてからめ、強く引っ張った。後ろに引かれてがくりとレンの喉が仰け反り、苦しげに呻く。
レンの腰をサクが抱え、引き戻して、さらに自らの腰を押し進めた。めりめりと身体を裂いて入り込んでくるものに、レンがひきつったように喘いだ。快楽の汗ではなく、苦痛の脂汗が全身に浮く。
その締まった背中の上に覆いかぶさるように、サクが身を乗り出した。汗まみれの裸のレンを、衣服を着たままのサクは抱き締めた。ゆっくりと腰を動かして、レンの中を味わいながら。
「……たまにはやらせろよ。俺だって、嫌いじゃないんだ」
低く吐き出された声はわずかに上ずり、レンの耳元にかかるその吐息は熱かった。
それを聞いて、レンが荒い呼吸を繰り返しながら目を見張った。シーツに押し付けられる格好になりながら、なんとか口を開く。
「……っく……なら、なんで……最初から、そう言えって……ッは、ッ……く」
「どっちも嫌いじゃないからね。それに……ッ、……あんた、めちゃくちゃ……うまいから」
股間から這い上がり全身に広がってゆく、うっとりするような快感に、サクも思わず震えてレンを抱く腕に力を込めた。吐く呼吸が荒くなる。それにつれて、腰の動きが少しずつ大胆に、加減をなくしてゆく。
「ッく、う、ぐ……はッ……だから、って……俺にも、都合ってもんが……ッ……あっ……ッあ、ああッ、あっ!」
下腹の中を激しく突き上げられて、レンの喉から抑えようもなく声が迸る。肩を押さえつけられ、長い髪を掴まれて、レンはサクの動きをただ受け止めるしかできない。
ローションでぬるつく互いの接合点がたまらなく熱く、何度もうねるような快感がせり上がってくる。滾るペニスを締め付けるように食む肉壁の感触に、サクもまた汗まみれになり、その身体を震わせて反り返らせた。
「……ッくっ……はぁ、ッ……レ、ン……ッ」
すぐに達してしまわないようになんとか動きをセーブするが、脳味噌から揺さぶられるような甘すぎる悦楽に、サクの声もかすれて途切れがちになった。そのうちもう堪え切れなくなり、レンの反応も構わずにその腰を抱え、自らの快楽のためだけに激しく突き上げて、熱く己を押し包む中をかき回した。
レンが悲鳴と大差ない声を上げているのが聞こえたが、動きは止まらなかった。強すぎる刺激に逃れようとしたレンの髪をまた掴んで引き戻し、押さえつけて腰を引き、激しく叩き付けた。
やがてサクにも絶頂が訪れた。レンの身体を抱き締めたままそのときを迎えたが、サクはまだ満足していなかった。
少し休み、それからまた、サクはレンの身体を貪り始めた。レンが涙を流してもう許してくれと哀願するのを無視して、気が済むまでその熱い肉の奥を抉り続けた。
そして何度目かの絶頂の後、レンの上に崩れるように、その身体を抱き締めながら意識を失った。
何も見ない、何も夢見ない、真っ白な眠りだった。
蓮の章 第六のパンドラ(5)
