妖は宵闇に夢を見つ 蓬莱編 氷雨に訪う (五) -完結-
「葵……」 夜光が呼びかけると、首を上げて空を仰いだ葵が、ふう、とひとつ息を吐いた。ゆっくりと立ち上がり、夜光を振り返る。 夜光と視線を重ねたそのときには、葵はもう、いつもの柔らかな表情に戻っていた。「大丈夫か、夜光」 少し離れた場所に落ち...
妖は宵闇に夢を見つ 蓬莱編
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