夜明けまで 後日談 夜明けまで (十四)
槐の漆黒の袖が翻り視界を覆った、と思ったら、次に目を開いたときには、夜光と葵は見覚えのある縁側に立っていた。最玉楼の裏手の一角にある、夜光の部屋の前だった。「空の奴はああは言ったが」 槐は葵を見やり、縁側に差し込む月明かりの中、黒装束の袖を...
夜明けまで 後日談
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