妖は宵闇に夢を見つ 蓬莱編 遣らずの里 (十七) -完結-
日毎に寒さが増し、山の中には雪がちらつくことも増えた。 葵の全身の傷は順調に癒えていったが、一度完全に切断されてしまった左腕だけは、さすがになかなか包帯と固定が取れなかった。とにかく感覚が通わず、自分の腕というよりも、ぶら下がった重いモノの...
妖は宵闇に夢を見つ 蓬莱編
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