夜明けまで 後日談 夜明けまで (十六)
同じ日の夜。ほぼ満月に近い、だがあとは細ってゆくばかりの十六夜が、天頂を間もなく通り過ぎる頃合。 長の住まう小御殿、月明かりに白い蕾が映える芙蓉の群れが傍らに広がる広廂にて。杯を手に、槐がくつくつと笑っていた。「しかし、おまえも存外に子供じ...
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