妖は宵闇に夢を見つ 蓬莱編 遣らずの里 (十二)
やっと里の入り口が見えてきた頃には、もうだいぶ夕暮れも深まっていた。西の空だけが茜に染まり、赤紫の入り交じる頭上には、ひときわ明るい星々が煌めき出している。東の空は、すっかり深い藍色に変わっていた。 息を切らして、夜光はいったんそこで足を止...
妖は宵闇に夢を見つ 蓬莱編
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