妖は宵闇に夢を見つ 三章 宵闇に夢を見つ (八)
ふわりと、香草の爽やかな匂いが鼻先をかすめた。 身体中がぽかぽかと暖かく、まるでのんびり湯にでも浸かっているように心地良い。 ゆっくりと意識が浮上し、葵は薄く瞼を開いた。白く明るい視界の中に、金色に輝く壮麗な花園や幻獣が見える。じきにそれが...
妖は宵闇に夢を見つ
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