『妖は宵闇に夢を見つ』
完結済/和風ファンタジー/シリアス/人間×半妖/青年/ほのぼの/切ない/異界/人外/妓楼/男娼/人と妖/
人と妖双方の血を引く夜光は、幼い頃に人の世で「妖の子」として虐げられていた。
やがて時が流れ、夜光は妖達の住まう「終の涯」の妓楼・最玉楼で、人気の「花」となっていた。柔和で淑やかな容貌とは裏腹に、心の奥底は冷え切ったまま「愛する」という感情も分からない夜光。ある日終の涯に流れ着いた人間の若者「葵」と出会った夜光は、おおらかで裏の無い葵に知らず惹かれ始め…。
※こちらの「本編シリーズ」は完結済です。現在は続編シリーズである「蓬莱編」を更新しています。
妖は宵闇に夢を見つ
【約218,400文字/読了時間約437分】完結 長編
番外編 天の記憶
【約5,500文字、読了時間約11分】完結 短編 非R18・非BL
本編よりもだいぶ昔。今日ものんびりと過ごす長様のもとに、後日談「夜明けまで」にも登場する、ある闖入者が現われるお話です。
本編には出て来なかった長様の姿にふれると共に、本編読了済みの方には少しだけ「おや?」と思っていただけるかもしれません。
本編後日談 夜明けまで
【約111,800文字、読了時間約225分】完結 中編
先の出来事から季節は巡り、再び「終の涯」に春がやってきた。まだ到底心の傷は癒えていないものの、長に見守られながら表面上は穏やかに過ごす夜光の前に、突然もう一人の「身近な存在」が現れる。
番外編 夕凪の庭
【約6,000文字、読了時間約12分】完結 短編 非R18
「夜明けまで」の後日を描いた番外編です。夜光のもとに鬼火の双子・火月と水月がやって来ます。
番外編 月を想う
【約5,000文字、読了時間約10分】完結 短編 非R18
「夜明けまで」の後日談。貴彬さんのその後。
番外編 春宵
【約11,700文字、読了時間約24分】完結 短編 非R18
幼い夜光を、長様が引き取ってきてからの養育風景です。長様の豊かな愛情の中、少しずつ変化してゆく夜光の様子を、淡々と綴っています。